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会社の代表である営業の「言葉の重要性」

「お前。絶対大丈夫とか無いから、そんなこと言うな。」

医療福祉機器製造業の営業職だった私。
新入社員がもうすぐ終わるころに、製品の改修がありました。いわゆるリコールです。
製造業として販売店に部品を提供し、対象の商品に付けて貰うお願いに行きました。
それは、自社の中でも相当な数が売れた商品だからこそ、かなり大掛かりで、自分の担当だけでも納入実績は500を超えています。
どのお客さんに話しても、ぶちギレ。

「この部品付けたら絶対大丈夫なんか」
「は、はい!絶対大丈夫です!」
…「お前。絶対大丈夫とか無いから、そんなこと言うな。」

お客さんから試すように言われたやり取りでの言葉。
会社として最大限のリスクを減らす努力はしています。
何度も検証もしています。

ただ、人間が作るもの。100%ミスが無いなんて言い切れない。
使用される方の使用方法に、想定が及ばない可能性だってゼロではない。

会社の代表で、お客さんと接点を持つ人間が営業ならば、その言葉は重い。

社内の信頼される営業の先輩たちが良く使っていた言葉は、
・筋を通せ
・嘘をつくような事をするな
・誠実に

そして、製造する側と販売店との信頼関係の厚みが、
使用する人を守れることを知るのは、経験を重ねてからでした。

営業は、売れれば終わりで良いものではない。
売れた後にこそ、営業をする人間の本質が出てしまうのかもしれません。

あなたの会社の営業は、どんな物を売り、その後にどんな対応をしていますか?

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