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-起業を考える女性へのメッセージ-女性起業家 インタビューNo.5

「英語は、自分の可能性を開いてくれる大切なツール」

オンラインで英語を教えるドイツ在住のMomoさん。イギリス・イタリア・ドイツでの生活を経験しておられます。海外で働き、生活することを通じて、客観的に日本を見る視点を持たれています。「英語+コアスキル」を持った日本の人材をもっと増やしていきたい。その想いを基に、起業という新たな可能性を開いたその先に見えたものとは。

ミッションは、「英語を通じて、日本の人材に光を」

⸻ A.お客様のニーズをしっかりと把握すること。そしてお客様が見えていない可能性を引き出すお手伝いをすることです。

お客様である生徒様が、本当に必要としてることは何か、を正確に把握するため、英語コーチングの最初に、目標設定ワークショップを行っています。また毎週のセッション

で、お客様のニーズに日々向き合っています。お客様が、まだ言語化出来ない部分を共に考え、なりたい将来の自分を言葉にしていく事が、重要だと思っています。

少し私のお話しをすると、私自身、日本で生まれ育ち、公立の学校教育で、英語を学んできました。家族にも英語を喋る人がいるわけでもなく、海外とは縁遠い環境でした。それでも、ただただ、「英語が好き」という思いだけで、英語をほぼ独学で学び、大学院留学、外資系企業就職、海外就職などの夢を叶えてきました。当時は、今のようにYouTubeなどの英語教材が溢れている環境ではなかったので、NHKラジオ英語を毎日聞き続けていました。

あの頃の自分が、現在の私を見ると、すごくビックリするだろうな、と思います。海外に住んで、グローバル企業で働いている自分の姿を、当時の私は、想像すら出来なかったのですから。

ですので、日本という環境で育ち、仕事をしているお客様に、「実は、世界を視野に入れると、こういう事業の展開の可能性や、生活拠点の移動という方法もあるよ」という、新たな視点を、少しでもお見せ出るように、日々心がけています。

⸻ A. 起業のきっかけは、夫のイタリア駐在のため、それまで行っていた財務ITコンサルタントの仕事を中断する必要があったためです。

いわゆる、「駐在妻」になったためですね。元々、長い会社員生活の中で、毎月決まったお給料がいただける、安定した日々を過ごしていました。実は、そんな中でも、心のどこかに、いつの日か、勤めている会社の名前ではなく、自分の足で立ってみたい、という密かな熱い想いがありました。それを、安定した仕事が強制終了されることにより、形にする機会が与えられた、という訳です。

起業するにあたって、長年行ってきた、財務ITコンサルタントではなく、英語コーチでの起業を決めました。それは、学生の頃から、私が一貫して持っていた語学学習へのパッションを基に、自分がワクワクし、且つ、お客様の手助けが出来る事に挑戦したかったためです。

私は、これまでに、英語が喋れないために、なかなか存在感を発揮できない多くの日本のビジネスパーソンを見てきました。知識量、成果物の完成度は、群を抜いて素晴らしいのに、それが、海外の方には全く伝わっていない、という悔しい状況を何度も見てきました。現在行っている、国際プロジェクトを見ても、中国やコスタリカなどの、ノンネーティブは、不完全な英語でも、自信を持って英語でアピールするので、どんどん仕事を獲得しています。三単現のsなんて、抜かしてしまっても、全然問題なく意味は通じますものね。その一方、残念ながら、日本人の方は、インターナショナルなプロジェクトメンバーにも入っていない状況です。

このように、技術も知識も、成果物も素晴らしいが、英語が最大の障害となって、仕事を取れない日本の状況を改善すべく、英語力を上げていくお手伝いをしようと、起業しました。

帰国子女でもない、日本で生まれ育った私だからこそ、同じような環境にいる、日本の方々に、「英語力」と「希望」を与えられたらいいな、という強い想いがあります。

⸻A.躊躇は無かったです。

当時は、小さな息子を抱え、海外赴任という、我が家を取り巻く環境が、会社員として働くことを難しくしていました。なので、起業という新たな挑戦は、楽しみしかありませんでした。

大学時代には中高校教諭1種免許状を取得し、起業する前にも、趣味で英語を教えるという活動をしていました。英語学習に対するパッションは幼い頃から継続的に持っていたので、海外赴任に伴い、かつてのパッションをもとに、自分でお金を稼ぐ経験、人生を掛けてやってきた、自分の好きな事で、新たな挑戦が出来たのは、すごく幸運なことでした。

⸻ A.やっぱり起業初期に、集客が出来なかった時ですね。

私は、何十年も、企業人として労働の対価として、毎月決まったお給料を頂くことに慣れてしまっていたので、何も収入のない時期に、夫の収入に頼る自分が許せなかったですね。ちょっと過激に聞こえてしまうかもしれませんが、「経済的自立によって、女性は本当に意味で自由になれる」と、私は信じているので、起業初期の無収入の時期は、精神的に辛かったです。この時期は、いわゆる「種まきの時期」で、コーチング内容や集客導線を作成するのに、1日何時間作業をしても、お客様がいなければ、収入は0でしたから。

でも、その時期があったからこそ、今、お客様一人一人を大切にし、しっかりと向き合うことが出来ていると思います。

⸻ A.お客様の抱える問題に一緒に取り組み、解決すると、お客様に喜んで頂ける。

「起業家」としての英語コーチ業と、「雇用者」としての財務ITコンサルタント業の、共通点は、どちらとも、仕事を通じて、お客様の手助けができること、そして、自分が一緒に成長していける、という点ですね。またお客様の成長が見られた時、大いに達成感を味わえますね。誰かにインパクトを与えて、何かの役に立った時に感じる喜びは、どちらの働き方でも共通する点です。

⸻ A.最初から完璧を目指さずに、まずは、小さな規模でも、出来る事から始めてみることをお勧めします。

「起業」というと、すごく大きな事に聞こえますが、まずは、小さく始めて、モニターさんでもいいので、お客様をお一人サポートしてみる。その中で見えてくることや、改善点があるはずです。とりあえずやってみて、修正する事を繰り返すことで、自分のやりたい事と、お客様に求められている事がより深く見えてくるはずです。

また、起業するには、まず、自己分析が必要ですね。自分が好きなことは何なのか、幼い頃から持っているパッションはどこにあるのか、自分が出来ることは何なのか、社会から、何を求められているのか、という点を、深堀することをお勧めします。自分が出来ることと、社会に求められていることがマッチする、そこをターゲットに、起業を行うといいかと思います。

【インタビューを経て】

“If you can dream it, you can do it !”

英語を学ぼうなんて、微塵も思っていなかった私がMomoさんから学びたいと思ったのは、SNSで発信される言葉が印象的でとても素敵だと感じたからでした。英語を通して見ている世界の話は興味深く、英語以外の知らない事も沢山教えて貰えました。

『夢見ることができれば、それは実現できる!』ウォルトディズニーの言葉。

この言葉がMomoさんは一番好きだそうです。次の目標は、オンラインでしか会ったことのない彼女に会いに行く事!その日を目指して、英語に磨きをかけたいと思います!

➖ 会社情報 ➖

「Englishコーチ Momo」

ドイツ在住

〇Instagram

https://www.instagram.com/english_coach_momo

〇ウェブサイト

https://mailchi.mp/ba6b6eddb008/momo_method_lp

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