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「経営方針を一緒に考えて欲しい」
「経営方針を考えたいが、どうしたら良いのかわからない」
外部環境の変化は著しく、
不安からの経営方針策定のご相談を最近良くお受けします。
そもそも、経営方針とは何か。
何のために必要なのか。
経営方針とは、自分の会社がどんな方向に進んでいくのか、指し示すことです。
景気が良い、何をやってもうまくいくと社会全体が思っている空気感があれば、
経営層の意思決定に納得の上で従う社員も多くなることでしょう。
今はそうでは無いからこそ、悩ましい事も多々あると思います。
ただ、不安から経営方針を定めようとする場合に必要なことを最近強く感じています。
それが「覚悟」です。
私も、独立する際に色々な人から覚悟を持つ必要を言われました。
覚悟とは、「予測される好ましくない事態に心構えをする」という意味と、
仏教用語では、「迷いを去り、真理を悟ること」とあります。
私は、自分自身の経営方針ともいうべきクレドと呼ばれる理念を作成し、
カードにして外部の方へもお伝えしていましたが、
「出来てもないのに、良く偉そうにこんな事言えるな」と
面と向かって言われた事があります。
そこから、一気に自信が無くなり、
自ら自分の理念について話せなくなりました。
言ってきた方が悪いのではなく、
私自身がそう言わせてしまう態度や言動で
言行一致が出来ていなかったと思います。
人と人で出来ている会社は、
不安定な状況ではすぐに互いに疑心暗鬼に陥ります。
だからこそ、拠り所になる共通言語が必要で、
経営方針は、「会社の覚悟の言語化」であると言えます。
大切なのは心構えの為だけではなく、
迷いを去り、互いに信頼を高め合えるものであるかどうかということ。
生半可な言葉では、意味がありません。
そして、
支援者として、自分自身もその覚悟を決め、腹を括り、
経営方針に沿って、大切なお客様とこれからも対峙していきたいと思います。
最後までご覧になって頂き、ありがとうございました。