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顔が見えない相手にも背景がある

【見えないだけで、居るんだよ】
「あ、返事してくれた。嬉しい。」

通販会社の中小企業のパート事務で働いていた時、
見積対応、受注、発送、問合せ、
全て電話とメールで対応していました。

ブログをご覧になって頂き、ありがとうございます。

この会社は実質営業的な事も求めてきて、
今まで「行ってなんぼ」
の世界で営業してきた私にとって、
顔が見えない相手とやり取りするのはストレスでした。

お客さんと掛け合う為に、
利益はどれだけ取れるかなど、
価格をどこまで下げて良いか、

パート事務員は全員、
社長に確認と折衝をしないといけません。

社長の了承を経て、
初めてお客さんに見積を出し、
発注に至る場合

さんざん価格交渉に対応しても、
お客さんから基本的に御礼を言われる事はありません。

お客さんとリアルで顔を合わせ、
「○○さん」と名前で呼んでもらえ、
対応すれば「ありがとう」と言われる事は、
当たり前じゃない事を改めて感じました。

だからこそ、たまに
「今回は、対応頂きありがとうございました。」

なんて、メールが届くと
このお客さんには次も何かしてあげたいという
気持ちが働きます。

これは、自分も同じ。
つい、「○○事務局」といった
少しおかたい所とやり取りしていると、

メールから冷たい感じだけ受け取ってしまって、
まるでそこに人間が居ないかのような感覚に陥る事があります。

絵文字が無くても、
顔が見えなくても、
その文章を作っているのは人間。

ミスだってあるし、
気持ちも動きます。

パソコン画面のその先の相手を
少しだけ想像してみませんか?

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