ブログをご覧になって頂き、ありがとうございます。
個人事業主になって、早4年半になります。
自分が開業してみて経営者が「ほんとに凄いな」と尊敬する事が、人を雇用する事。
私は、一度正社員を辞めて様々な会社で働きました。
妊娠中も働きましたが、子供が産まれてからは働くのが怖くなりました。
何が怖かったって、
「周りの目」
働きたくて働きたくて、いつになったら働けるかメモで○○年いついつ幼稚園入園とか書いて・・・
夫には、自分が専業主婦になりたいって言って、辞めてるのに。
「周りの目」とは、
こんな小さな子供を預けて、わざわざパートに行くなんて。
自分勝手な。
子供がかわいそう。
という言葉。
それは些細な誰かからの言葉にも反応して大きくなったりしました。
だから、「子供の為に」と思いながら我慢するように日々悶々と過ごしていました。
そして、息子の1歳半検診の時に、
言葉の遅れを指摘された時はハンマーで殴られたようなショックな気持ちだった事を覚えています。
そこで保健師さんに「言葉を促す為にも一時保育に行ったらどうか」と勧められて、「働ける・・・!」と思ったのでした。
一時保育を行っている保育園を探し、週3回は保育園に行き、それ以外の曜日は幼児知育の予定を詰め込んだのでした。
そして、ハローワークの人が紹介してくれた
「週3回でもいつでも好きなタイミングで来てくれて良い」と言ってくれた中小企業の社長の所で働き出しました。
そこは、自分の中小企業診断士としての資格と関係する会社でした。もう飛び上がる程嬉しかった記憶があります。
が、、、順風満帆には行かず、仕事初日の前日、息子は熱を出しました。近所に住む母親に預かって貰えないかお願いしたところ、
「だから言ってるよね。そんな小さい子預けて働くなんて。何考えてんの」と言われ、
カチンときた自分は「もういい!!!」と親と喧嘩になり、会社へお詫びして、初日から休んだのでした。
そこから、母親に頼る事は無く、子供に熱が出る度に社長に謝り、不定期でそれはよく休んだのでした。
これって、今から思えば相当使いにくい従業員だったと思います。
いくら「いつ来ても良い」と言っても、
人を雇うのは仕事が忙しいからで、急に休まれると予定が立てにくい。
それでも、私には「無理せんといて」という言葉を掛けて下さいました。
私は、出産後に働く事をきっかけに、
「収入」「自由」「社会とのつながり」「子供への教育」「自分への教育」
と沢山の価値を手に入れたのでした。
特に、初めて子供が出来てから働く場所に与えて貰った事は数えきれません。
今は、人を雇用するのが苦しい中小企業さんも沢山あると思います。
自分の経験と学んだ知識を活かせるよう、中小企業診断士として貢献したいと思います。